ソレイユ/旭洋酒 山梨県山梨市
ソレイユ ヴー・ブラン 2023(白) 小川孝郎氏が減農薬低肥料で育てる、千野ヤマヂ短梢仕立ての甲州をステンレスバレルで嫌気的に醗酵させ、ブドウのポテンシャルとフレッシュさが際立つワインに仕上げました。ホールバンチで優しくゆっくりとプレス、ステンレスバレルで醗酵後も酸素との接触を極力抑え、定期的にバトナージュしながら滓とともに4か月間熟成、春に丁寧に滓を引いてノンフィルターで生詰しています。 例年より濃いめの透明なレモンイエローの外観。ライム、樹上で完熟したカリンやユズ、コリアンダーなど柔らかいハーブ等の香。苦みはなく、酸味は果実味に溶け込んで心地よい余韻につながります。ケレン味無く、かつ凛とした姿勢のよさを感じる明るい甲州に仕上がりました。 品種:甲州市千野ヤマヂ産甲州100% 生産本数:1180本 price:2640円 /720ml |
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ソレイユクラシック(赤) 2023年は全国的に記録更新の、どこまでも暑く長い夏でした。交配品種であるベイリーAは温暖化で熟期が早まっていますが、この年は欧州種の成熟が早まったため収穫のタイミングを遅らせる事ができました。糖度は例年並みでしたが酸度が十分に落ち、収穫量は前年を大きく上回りました。やはり豊作だった甲斐ノワールを多めにブレンドし、ボディのしっかりした仕上がりになりました。 イチゴジャムパンや綿あめなどふわ甘の他、フランボワーズ、グレナデンシロップなどの濃縮感のある香。口中ではやや野生的な土のニュアンスもあり、甲斐ノワール由来の酸がしっかりとした骨組みを成しています。タンニンは少なく、海外の乾燥した産地にみられる苦みの要素がゼロ、ガブガブとグラスが進みます。食べ物の味を壊さず、辛味食材とも合わせやすい事が際立った特長です。 品種:マスカットベーリーA83%、甲斐ノワール14%、ピノノワール3% price:1683円 /720ml |
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ソレイユ ヴー・ルージュ 2021(赤) 前年までメルローと甲斐ノワールとのブレンドでしたが、2020年はべと病の蔓延で甲斐ノワールが激減したため品種構成を大胆に変更、各品種の個性が生かされるよう比率を考慮し、山梨市産の5品種のアッサンブラージュで樽熟成しました。樽はフレンチオークとアメリカンオークが1:1、うちアメリカン1樽(25%)が新樽です。オークフレーバーがしっかりと効いて全体をまとめ上げています。 品種:八幡地区自社畑産 メルロー35% シラー33% 万力地区荻原畑産 甲斐ノワール22% 岩手地区自社畑 ピノノワール8% 日下部地区手島畑産 マスカットベリーA2% 生産本数:791本 price:2475円 /720ml |
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ソレイユ ヴー・ロゼ 2022(ロゼ) 自社畑で選別した色の薄いピノ・ノワールを主体に、シュール・リー仕込みの甲州と牧丘グルペット農園のソーヴィニョン・ブランをブレンドした辛口のロゼです。各品種の作柄や特徴によって毎年少しずつ構成が違います。2022年は収穫期にも雨が多く酸度が高く保たれた年ですが、ピノ・ノワールが6割となり黒葡萄のふくよかさを実感できます。 アセロラ、アロエ、レモングラスなど、みずみずしく爽やかな香。口中は溌剌とした酸にローズヒップやクランベリーなど野生の赤い実のニュアンスが溶け込み、ピノ・ノワール由来の旨味が後を引きます。 引用適温:12℃前後 品種:山梨県産 ピノノワール60%、甲州35%、ソーヴィニヨンブラン5% 生産本数:1250本 price:2475円 /720ml |
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グルペット・ブラン 2023(白) 山上直氏が標高約800mの山間で2007年から栽培するソーヴィニョン・ブラン種主体。除梗せずホールバンチで圧搾し、ステンレスバレルで約2週間醗酵。終了後は直ちに満量にして酸素を遮断し、約4か月間定期的に攪拌しながら滓とともに貯蔵、滓引きから約2か月後にノンフィルターで生詰しました。 ごく淡いレモンイエローの透明な外観。やわらかい青草香の中にゴールデンベリー(黄ほおずき)様のトロピカルニュアンスが香り、口中ではピチピチと弾ける酸とともに硬めの黄桃やスターフルーツ様の果実味がすらりと伸びゆきます。繊細な味わいながら、アフターに暖かみのあるパイナップルのレトロネーザルが戻り、暑い夏の記憶を彷彿とさせます。 品種:山梨市牧丘町グルペット農園産ソーヴィニヨン主体 生産本数:676本 price:3190円 /720ml |
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ルージュ・クサカベンヌ 2023(赤) 日下部地区の果樹農家手島宏之氏がワイナリーのすぐ裏手で栽培するマスカット・ベリーA。管理が行き届いており健全なまま完熟する優等生です。この畑のブドウを主体とし、同程度の熟度に達した同地区のベリーAを合わせボジョレ・ヌーボーでお馴染みのマセラシオン・カルボニック法で仕込み、醗酵後は清澄のために6ヶ月間オーク樽で貯蔵しました。 墨汁にグレナデンシロップを溶かし込んだような黒味のある色調。カシス、ザクロ、アニスなど、どこか東洋的な妖艶な香。MBA特有のイチゴ香よりも黒味のある熟した小粒ベリー香に、オリエンタルスパイスのニュアンスが複雑性を与えている。アタックは非常に滑らかでベリーの果実感がスルスルと広がり、シナモンや杏仁などの戻り香とともに長く余韻する。 品種:山梨市日下部地区産マスカット・ベリーA100% 生産本数:1303本 price:2750円 /720ml |
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ソレイユ甲州 2023(白) 少数限定の契約農家のブドウを用い、渋味を抑え香味豊かな果汁をえる目的で除梗破砕せずに房ごとゆっくり搾るホール・バンチ法で圧搾しています。醗酵後は滓とともにタンクで貯蔵しフレッシュさと旨みを併せもつ辛口に、複雑さを生かすためノンフィルター生詰で仕上げています。夏から秋、冬から春にかけて緩やかに熟成し味わいの変化を楽しむことができます。 樹上で熟したカリンや柚子など、高温乾燥の年をイメージさせる濃い黄色の香。口中では蜜林檎様の円みのある果実味と肌理細かな酸が目の詰まったテクスチャーを形成、凛々しく伸びて広がります。甲州特有のアフターの渋みもすっきりと明るい印象。 品種:山梨県産甲州100%(山梨市、甲州市) price:2200円 /720ml |
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それいゆメルロー2020年のきろく(赤) 山梨市八幡地区と岩手地区の自社畑メルロのうち、最も良く熟した房のみを粒選りで収穫し丁寧に醸造、フレンチオークの2~3年樽と瓶で熟成させました。機械でちぎれた細かい梗は手作業で取り除き、丸い粒のまま徐々に潰していくマセレーションで自然な果実味を出すよう心がけています。樽熟期間9ヶ月。 2020年は梅雨が一か月以上続き、その後一か月強は猛暑。日本は亜熱帯化しているのかと疑った最初の年でありました。濃縮プルーンシロップ、熟したブラックチェリー、腐葉土や松ぼっくり、森の茸などの香が小気味よく立ち上る。口に含むとまだ穏やかな酸があり、ひっそり鼻孔を抜けるトリュフの香とともに、ブラックチェリー様の果実味が滑らかに伸びる。アフターに少しビターなシガーのニュアンス。 品種:メルロー100%(山梨市八幡地区、岩手地区産自社畑) 生産本数:631本 price:3630円 /720ml |
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それいゆシラー2022年のきろく(赤) 温暖化対策のため標高500mの山梨市八幡地区の自社畑に2008年に植え、一文字短梢棚式で栽培しています。ピノ・ノワールほど密着粒ではありませんが果皮が薄く、収穫前の降雨で割れやすいデリケートな品種です。品種香の一つである「胡椒の香」が、多雨の日本で作られたワインにより多く含まれる事が研究により知られています。 棘のある深紅の薔薇、獣の毛、濡れた木の皮など、トップは少し籠った妖艶な香。時間とともにスミレの砂糖漬けや白胡椒、フレッシュプラムなどの香が開いてきます。口に含むと若々しい酸味を伴うマルベリー様の果実味が軽やかなタンニンにのって広がります。鼻孔から抜ける胡椒様のスパイス感が味わいに陽気なリズムを与えています。 品種:梨市八幡地区自社畑産シラー93%、岩手地区自社畑産メルロー7% 生産本数:662本 price:3630円 /720ml |
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それいゆ シラー 2016(赤) 温暖化対策のため標高500mの山梨市八幡地区の自社畑に2008年に植え、一文字短梢棚式で栽培しています。ピノ・ノワールほど密着粒ではありませんが果皮が薄く、収穫前の降雨で割れやすいデリケートな品種です。品種香の一つである「胡椒の香」が、多雨の日本で作られたワインにより多く含まれる事が研究により知られています。妖艶な風味がひたひたと広がり残り香まで浸れます。 スミレやバラ、クランベリー、オリエンタルスパイス等の華やかな香り。タンニンは滑らかでフレッシュな果実味と共に白胡椒のようなフレーバーが増幅して広がります。 品種:シラー100%(山梨市八幡地区自社畑 樹齢8年) 生産本数:630本 price:3850円 /720ml |
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それいゆ シラー 2018(赤) 温暖化対策のため標高500mの山梨市八幡地区の自社畑に2008年に植え、一文字短梢棚式で栽培しています。ピノ・ノワールほど密着粒ではありませんが果皮が薄く、収穫前の降雨で割れやすいデリケートな品種です。品種香の一つである「胡椒の香」が、多雨の日本で作られたワインにより多く含まれる事が研究により知られています。妖艶な風味がひたひたと広がり残り香まで浸れます。 自社畑シラー100%。スミレやバラ、チョコレートなどの香り。のニュアンスとともにダークチェリー様の果実味が滑らかに広がります。 品種:シラー100%(山梨市八幡地区自社畑 樹齢8年) 生産本数:929本 price:3850円 /720ml |
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ソレイユ ヴー・オランジュ 2022(オレンジ) 日下部地区と万力地区の甲州を5日間皮ごと醸し、圧搾後は古樽で辛口まで醗酵、そのまま春まで貯蔵し滓を引いてノンフィルターで生詰めしました。透明なペールオレンジの外観。黄薔薇のポプリ、柑橘ピール、紅茶、梅の花などが時間の経過とともに穏やかに香ります。アタックは円く甘やかながら、薄紫色の甲州の果皮からくる渋みが全体を引き締めつつ、透明な酸とアプリコット様の果実味を先導します。アフターには搾りたて甲州の皮と種の甘酸っぱさがじんわり甦ります。 飲用適温:12℃前後 品種:山梨県産甲州100% 生産本数:952本 price:2475円 /720ml (完売) |
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それいゆ ピノ・ノワール 2019(赤) 標高約450mの粘土質斜面にて棚式短梢剪定、不耕起草生栽培で樹齢19年目となります。気候的に適地とは言えないこの地での栽培ですが、通気性素材の雨除け傘を全房にかけ、ブルゴーニュ系とスイス系の2系統につき、それぞれ樹ごと房ごとに熟度をチェックし2回に分けて収穫しています。醸造では過剰な成分抽出をしない素直な味わいを心がけ、収斂味を抑える目的で醸し中に手作業で「種抜き」を行っています。フレンチ・オーク樽(新樽ではない)で9ヶ月間熟成、ノンフィルターで瓶詰。 淡いガーネットの色合い。マロンやオレンジピール、ローズヒップなどが初めは密やかに香り、時間をかけてラズベリージャム様の甘酸っぱさが開いてきます。口中アタックは軽やか、棒茶のような滑らかな渋みと旨味が伸び、アプリコットなどのドライフルーツ様の果実感がほんのりと残ります。 品種:山梨市岩手地区単一畑産ピノ・ノワール100% 生産本数:927本 price:3080円 /720ml(完売) |
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